今年度も弘前市立第三中学校の3年生26名の生徒が弘前市内4カ所、合計9ユニットのグループホームへ1日体験学習にきました。
核家族環境の多い中、高齢者との接する機会が少ない生徒もいて、戸惑いを感じたかもしれませんが、グループホームで暮らす入居者の皆さんと楽しくふれあいながら生活の手助けなどしていただきました。
朝の体操から始まり、食事準備のお手伝い、掃除、車イス操作などのレクチャー、足浴なども体験していただきました。
車イスレクチャーでは実際に入所者様を乗せて移動することもある為、安全かつ安心して入所者の方と接することができるように体験していただきました。
足浴では準備から手伝ってもらい、お湯の温度管理、足浴後のタオル準備なども体験していただきました。また足浴中は入居者様と会話しながら楽しく行っていました。足浴をされた入居者様も孫のような可愛い生徒とのふれあいをよろこんでいました。
食事準備のお手伝いでは、カレーを作っていたユニットもあり、カレーを囲んで生徒たちと入居者様全員で食していたところもありました。
生徒たちが企画したレクリエーションも披露していただきました。 風船バレー、ビンゴゲーム、折り紙、ペットボトルボーリング、ビンゴ、歌、指先を使った競争ゲーム、桜の花に色を塗って枯れ木に花を咲かせるなど、各自趣向の凝らした企画を披露してくださりました。
競争ゲームではペットボトルに何本もの割り箸を出し入れするという指先を活用したゲームを行い、職員も一緒になり白熱した戦いになりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまったようで生徒の皆さんが帰った後は入居者様も少しさびしそうでした。若い生徒の皆さんに元気をもらったと報告してくれた方もたくさんいます。
生徒の皆さんは福祉体験で得た高齢者との接し方など、日常でも役立てられるかと思います。また今回の体験で近い将来、介護業界がたくさんある職業の中で選択肢の1つとなればと思っております。